ホンダが発表した5月の四輪車生産・販売・輸出実績によると、世界生産台数は前年同月比50.4%減の13万7852台となり、4か月連続でマイナスとなった。
東日本大震災による部品不足が海外生産にも影響し、国内生産も半減のレベルで落ち込んだ。
国内生産は同53.4%減の3万4746台となり、4月の8割減からは回復した。6月からは生産が順調に回復している。
海外生産は同49.4%減の10万3106台と、3か月連続マイナスとなった。日本から供給している部品が品薄となり、北米が同44.7%減となったほか、欧州が同55.9%減、アジアが同54.1%減、その他地域も同56.5%減となった。
国内販売は同34.7%減の2万8901台と9か月連続で落ち込んだ。昨年のエコカー補助金制度による反動減と、国内生産の減産で新車の供給に遅れが出ているため。
輸出は同60.8%減9207台と3か月連続で前年を下回った。北米が同59.0%減、欧州が同74.9%減、アジアが同18.4%減となった。