自動車部品メーカーの市光工業は、夏季の電力不足に対応するため、7月から9月まで木・金曜日への休日振り替えを実施すると発表した。同様の対応を行う取引先の自動車メーカーに歩調を合わせたものとなる。
日本自動車工業会は、夏の電力不足に対応するため、自動車業界全体での休日振り替えの実施を決定している。同社も今夏の電力使用量抑制に伴う節電対策として7月1日から9月30日までの間、国内の全ての拠点で、土・日曜日を稼働日とし、木・金曜日を休日とすることを決定した。
また、夏期休暇についても、一部の製造所と間接部門を除き、例年よりも1日多い8月10日から19日までの10日間とする。
同社では、昨年8月に新設した本社社屋に、太陽光発電やLED照明、屋上緑化、効率的な空調システム、高断熱ガラスなど、CO2排出量の低減や省エネに取り組んできた。加えて、今夏は、空調設定温度の変更や、照明の間引き、点灯時間の縮小化なども実施して節電に注力する。