『リーフ NISMO RC』(RC)の登場で、EVのワンメークレースなどに期待がかかるが、レースでもネックになりそうなのがバッテリーの充電、もしくは交換作業だろう。RCは、急速充電(30分)に対応しているそうだが、レース場のパドックに何台もの充電器の設置が必要になる。バッテリー交換が当面基本となりそうだが、実際、どのように行うのだろうか。30枚の写真とともに紹介する。
RCは、バッテリーやモーターなどは市販車のものと同一だそうだ。バッテリーユニットの総重量は250kgある。ちなみに、車体の総重量は925kgなので、ほぼ4分の1がバッテリーの重さだ。市販車では床下に平らに並べられていたものが、後部座席の位置に巨大な箱として設置される。
現状では、バッテリー交換をするには後部のサブフレームを取り外して、背面のパネルを取り外す。本体はフォークを使って脱着を行う。試作段階で、思考錯誤中とのことだが、現在バッテリー交換には2人でおよそ1時間かかる。NISMOでは、側面からの交換を可能にするなど工夫して、これを30分以内に短縮したい考えだ。