フォード米国販売、エコカーが人気…5月実績

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フォードモーターは1日、5月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は19万2102台。前年同月比は0.1%減と、9か月ぶりに前年実績を割り込んだ。

ブランド別では、フォードが前年同月比5.3%増の18万4703台、リンカーンが4.6%減の7399台だ。

フォードブランドの乗用車系では、主力中型セダンの『フュージョン』が前年同月比10.2%増の2万4666台と、9か月連続で増加。『フォーカス』も新型投入により、31.7%増の2万2303台と、2か月連続で前年実績をクリアする。

2011年モデルでエンジンを一新した『マスタング』は、前年同月比35.4%減の6607台と2か月ぶりのマイナス。10年秋に新発売したコンパクトカー、『フィエスタ』は、ガソリン価格上昇を受けて、7120台と人気を集めた。

フォードブランドのライトトラック(ピックアップトラック/SUV/ミニバン)系では、ベストセラートラックの『Fシリーズ』が、前年同月比15%減の4万2399台とマイナスに転じた。一方、『エスケープ』は20.5%増の2万3140台、新型『エクスプローラー』は、134.6%増の1万3318台と支持されている。

リンカーンブランドでは、『MKZ』が前年同月比23.7%増の2523台。『MKX』は1.7%増の1734台を売り上げた。

フォードモーターの2011年1〜5月米国累計新車販売は、前年同期比12.1%増の87万8600台。同社のケン・クズバイ副社長は、「顧客は燃費性能の高い新型車を求めている。我々の新商品は、このニーズに見合うものだ」と述べている。

《森脇稔》

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