国際石油開発帝石は、新潟県糸魚川市から富山県富山市まで天然ガス輸送パイプラ「富山ライン」を建設すると発表した。
富山ラインは、同社が新潟県上越市に建設中の直江津LNG受入基地から、日本海ガスやライン沿線の大口需要家に、天然ガスを安定的、効率的に供給する幹線パイプラインとなる。総延長距離約102kmで2014年末に供用開始を目指す。
原子力発電所の稼働が困難になる中で、電力各社は火力発電所の稼働率を引き上げており、LNGの需要が増加する見通しで、これに対応していく。
同社は、地球環境に優しい天然ガスの普及促進を通じて国の環境エネルギー政策に貢献するとともに、富山ラインを通じて富山県の環境負荷の低減や地域経済の発展に寄与するとしている。