愛知トヨタの持株会社のATグループが発表した2011年3月期の連結決算は、経常利益が前年同期比18.2%増の133億8600万円と増益となった。
売上高は同0.3%増の3354億0900万円とほぼ横ばいだった。グループの新車販売台数はエコカー補助金制度終了による反動減で同1.7%減の8万7479台と低迷した。グループ傘下のディーラー別では愛知トヨタ、愛知スズキを除く3社が前年割れ。
中古車、サービス、住宅の売上げは好調で、新車の減収をカバーした。
収益では、サービスや中古車の増収効果で営業利益が同21.6%増の123億1400万円と大幅増益となった。純利益は同5.4%増の72億1800万円だった。
今期の通期業績見通しは東日本大震災の影響で新車の供給が滞っているなど、合理的な算定が困難なため、公表を見送った。