【東日本大震災】被災地の証言…自分も津波に巻き込まれていたかもしれない

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「最初の地震があった直後に停電してしまったので、同じ若林区内で津波による甚大な被害が発生していたことに当日は気がつきませんでした」と語るのは、仙台市若林区内にある自動車板金工場ホシバンで常務を務める星和人さん。

星さんの工場は仙台東部道路の西側にあたる仙台市若林区鶴代町付近に位置する。地震発生からわずか数分で若林区の海岸線に襲い掛かった高さ10mを超える津波は、仙台東部道路の東側地域を壊滅させた。西側地域も冠水などの被害を受けたが、同道の築堤が防波堤の役割を果たしたことで津波の直接的な被害は東側より少なかったようだ。

「自分は午後イチで多賀城の日産サービスセンターにクルマの引き取りに行き、地震が起きたときには仙台市内のトヨタに行っていました。多賀城は津波の被害を受けたので、この順番が逆だったら完全に巻き込まれていたと思います」と星さん。

若林区を含む仙台市中心部付近の震度は7。地震はたしかに大きかったが、工場はガラスが割れた程度で、建物や設備などに大きな被害は無かったという。海岸線からは5kmほど離れており、それゆえに「津波の被害が起きているとは考えもしなかった」とのこと。

「数日後に多賀城へ行き、あまりの被害にビックリした」という星さん。今回の震災は津波被害が中心だったということを感じさせる。
《石田真一》

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