BMWグループは9日、2月の世界新車販売の結果を明らかにした。BMW、MINI、ロールスロイスの3ブランドの総販売台数は、11万1720台。前年同月比は21.7%増と、18か月連続で前年実績を上回った。
ブランド別では、BMWが前年同月比21.9%増の9万5423台、MINIが19.3%増の1万6045台、ロールスロイスが276.1%増の252台という結果だ。
市場別では、欧州が前年同月比16.8%増の5万7381台。中でも、ドイツは20.8%増の1万8883台と伸びた。米国は10.8%増の1万9919台。中国は72%増の1万6511台で、韓国も54.9%増の1797台、インドも68.5%増の620台と好調だった。
BMWブランドでは、新型『X1』や10年11月に投入した新型『X3』などのSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)、『5シリーズ』が好調。MINIブランドでは、新型『カントリーマン』(日本名:『クロスオーバー』が牽引役を果たす。
BMWグループのイアン・ロバートソン販売&マーケティング担当取締役は、「2011年の前半は、この大幅な伸びが持続するだろう。後半は、やや落ち着くかもしれない」と語っている。