豊田自動織機は、2011年度から2015年度までの活動計画「第5次環境取り組みプラン」を策定した。
第5次環境取り組みプランでは、重点テーマとして低炭素社会の構築、循環型社会の構築、環境リスク低減と自然共生社会の構築、環境マネジメントの推進の4つを柱に取り組みを推進する。
具体的には、CO2排出量削減に向けて2015年までに主要製品の市場でのCO2排出量を2010年比10%低減するとともに、2012年までに生産活動でのCO2排出量を1990年比で10%削減する。
循環型社会の構築に向けて3R(リデュース、リユース、リサイクル)を織り込んだ資源循環に寄与する製品設計を進める。歩留まり向上による資源使用量削減も図る。自然環境に配慮するため、化学物質の適正管理や、排水リスク低減による環境リスクの最小化を推進する。
さらに、環境マネジメント強化に向けて生物多様性への影響把握と取り組み、環境人材の育成と意識啓発活動を強化する。
同社は、1993年に第1次環境取り組みプランを策定して以降、環境保全に積極的に取り組んできた。2010年度が最終年となる第4次環境取り組みプランでは、、すべての活動項目で目標を達成する見込みとなった。