三菱自動車は2月24日開催の取締役会で、6月開催予定の定時株主総会とその後の取締役会で決定する役員人事を内定した。
一部報道で、交代が報じられた西岡喬会長、益子修社長は留任する。財務担当の市川秀副社長、春成敬副社長、上杉雅勇副社長を含めて、代表権を持つトップ5人全員が留任するという無風状態となる。
中尾龍吾商品戦略本部長、福田滝太郎開発統括本部長の執行役員2人が新たに取締役に就任する。
技術・生産を担当していた前田眞人副社長、アフターセールスを担当していた黒田浩取締役、二木史郎取締役の3人は退任する。
電気自動車『i-MiEV』の開発に初期段階から関わり、国内営業部門を担当してきた相川哲郎常務は生産を担当。相川氏の後任となる国内営業部門担当の役員には品質部門を担当している太田誠一取締役が常務に昇格して就任する。