中国汽車工業協会は18日、中国における1月の新車販売の結果を明らかにした。商用車を含めた総販売台数は、2010年3月の173万5000台を上回り、過去最高の189万4400台。前年同月比は13.8%増を達成した。
総販売の約8割を占める乗用車の1月販売は、同16.0%増の152万9000台で、6か月連続で100万台を突破。北京市などで導入したナンバープレートの発行制限の影響はあったものの、内陸部を中心に旺盛な需要が販売を押し上げた。
中国市場でシェアナンバーワンを誇るGMは1月、過去最高の26万8071台を販売し、同22.3%増を記録。上海GMでは、シボレーブランドが同36.9%増の6万7711台を売り上げた。
09年4月に投入したコンパクトセダン、『クルーズ』が月間2万台超えとなる2万4225台を販売。10年頭に発売した小型ハッチバックの新型『セイル』も、1万6429台と人気を集める。
中国の10年新車販売は、前年比32.4%増の1806万台と、2年連続で世界ナンバーワン。中国汽車工業協会は11年の見通しについて、伸び率は鈍るものの、2000万台を超えると予想している。