15日午前7時ごろ、岡山県倉敷市内の瀬戸中央自動車道上り線で、事故処理を行っていた道路管理会社の職員に対し、凍結路面でスリップしたワゴン車が突っ込む事故が起きた。この事故で作業員2人が死傷している。
岡山県警・高速隊によると、現場は倉敷市福江付近で片側2車線の直線区間。道路左側の路肩に停車していた作業用RVに事故処理で使用した機材の積み込みを行っていた2人の作業員に対し、後方でスリップしたワゴン車がコントロール不能のまま突っ込んだ。
この事故で50歳の男性が全身強打でまもなく死亡。近くにいた64歳の男性も打撲などの軽傷を負った。警察はワゴン車を運転していた香川県丸亀市内に在住する43歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを進めている。
事故当時、現場付近の路面は凍結しており、50km/h規制が行われていた。ワゴン車は冬タイヤを装着していたが、急ブレーキを掛けた際にハンドルを取られ、スリップ状態からコントロール不能に陥ったとみられている。