アイシン・エーアイ(AI)は、同社が新開発した後輪駆動車用高容量6速変速機「SA6」とフロントカウンタギヤ「FA1」が、トヨタ自動車のプレミアムスポーツカーレクサス『LFA』に搭載されたと発表した。
SA6とFA1は、許容トルクが480Nm以上と、同社変速機として最大ながら、従来製品に比べトルクに対する重量で大幅な軽量化を達成した。この製品は車両後方へ配置するリアトランスアクスルレイアウト方式によって車両前後重量配分を48:52とし、LFAのバランスのとれた高度な運動性能を支える。
また、変速機構では、鉄製母材に摩擦材としてカーボンを配したマルチコーンシンクロナイザーリングを採用し、高強度化・高容量化によって変速性能の向上に寄与する。
同社では今後もマニュアルトランスミッション専門メーカーの強みを活かし競争力の高い駆動系商品を開発・提案していくとしている。