【フォード クーガ 試乗】硬くはないが腰がある…こもだきよし

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ダッシュボード中央にある「フォードパワー」スタートボタンを押してエンジンスタート。Dレンジに入れて走り始めるとすぐに、しっかりしたサスペンションで走りやすいことが判る。硬いわけではなく腰があるという感じで、ハンドルは小さな角度から正確に応答してくれ、ハンドルを切ればフロントの重さを感じることなくターンインできる。コーナリングでのロール角も小さく安定性も高い。

この感触はフランクフルト空港で借りたフォード『Sマックス』という3列シートのミニバンの良い印象と同じ。最近のドイツフォードの脚は優秀だ。
 
アクセルレスポンスもターボラグはなく、市街地走行でもワインディングロードを愉しく飛ばすときでもドライバーの意思に反しない。低速から太いトルクを発生するエンジンはスピード域を問わず力強い。
 
シートがやや高めのドライビングポジションは見晴らしが良い。ボンネットが少し見え、ワイパーはほとんど隠れているからすっきりした視界。サイドアンダーミラーの代わりをする助手席Aピラー根元の画面がユニーク。右ハンドルのためか、フットレストがないのは残念。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

こもだきよし|モータージャーナリスト
クルマ好きというより運転が好きなモータージャーナリスト。日本自動車ジャーナリスト協会副会長、BMWドライバー・トレーニングのチーフインストラクター、JAF交通安全委員会委員、警察庁各種懇談会委員などを務める。

《こもだきよし》

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