幕張メッセで5日まで開催されている東京コミュニケーションアート専門学校(東京・江戸川)の「we are TCA2011 卒業進級制作展」。
自動車デザイン科には、「キャビンを巻き取ってサイズを変化させることができる」という『Rolli-Pop』なるコンセプトモデルが展示されていた。このプロジェクトの中心メンバーは、1年生から4年生までの日本人学生4人だ。
このRolli-Pop、フロントに設けられた駆動モーターと“巻取りモーター”が組み合わさり、そのモーターの回転でフィルム状のキャビンを巻き取ることができるという。
キャビンを巻き取ることで、4座から2座へ、そして最も小さく巻き取るとコンパクトな筒状に収まり、駐車スペースを小さくとれるなどのメリットが期待できるという。
では、一枚のラウンドしたルーフ側は巻き取れるとして、床側はどう伸縮するかというと、「くもの巣状のワイヤーを敷き、そこにシートを固定し、柔軟性をもたせる」ということらしい。
アイデアがつまったRolli-Pop。想定するユーザーは学生で、「大人への第一歩、初めて買ってもらう学生EVカー」というイメージでつくられているという。
このRolli-Popには、興味深く見つめる来場者の姿がみられた。