プジョーは3日、2011年のルマン24時間耐久レースなどに参戦するニューマシン、『908』を発表した。
908というネーミングに変更はない。しかし、新レギュレーションへの移行に伴い、「HDi FAP」と呼ばれるディーゼルターボエンジンは、従来の5.5リットルV型12気筒から3.7リットルV型8気筒へ、ダウンサイジングされた。それでも最大出力は550psを引き出す。
マシンのスタイルは従来通り、クローズドボディ。レギュレーションで義務づけられたシャークフィンを追加しているのが注目できる。見た目の変更点は少ないが、プジョーによると、エアロダイナミクス性能の大幅見直しが図られているという。
11年のルマン24時間耐久は6月11〜12日、フランスで開催。10年はマシントラブルでアウディに優勝をさらわれたプジョーだが、今年は新しい908で総合優勝を狙う。