トヨタ自動車の北米子会社、トヨタモーターエンジニアリング&マニュファクチャリングノースアメリカ(TEMA)は27日、2010年の北米現地生産の実績を公表した。総生産台数は145万6887台。前年比は18%増と、3年ぶりに増加した。
トヨタは北米6工場で、乗用車系では『アバロン』、『カムリ』、『カローラ』、『マトリックス』、『ヴェンザ』を、ライトトラック系(SUV/ミニバン/ピックアップトラック)では『ハイランダー』、『RAV4』、『セコイア』、『シエナ』、『タコマ』、『タンドラ』、レクサス『RX350』を現地生産している。
6工場の中で生産台数が伸びたのは、4工場。とくに顕著な伸びを示したのは、インディアナ工場で、前年比125.7%増の24万3992台を生産した。ハイランダーが前年比4倍の8万6527台、シエナが83.9%増の13万2780台と伸びた。
また、カナダ工場では、前年比43.6%増の45万8729台がラインオフ。RAV4がほぼ倍増の15万1031台となり、牽引役を果たした。
トヨタの北米生産が前年実績を上回ったのは、2007年以来3年ぶり。TEMAは「最悪期を抜け、明るい展望が開けた」とコメントしている。