2010年の米国新車販売が、過去最高となったアウディ。そのアウディが、米国での現地生産を検討していることが分かった。
これは19日、同社が発表した2011年の生産計画で明らかになったもの。それによると、アウディは2015年までに、米国で現地生産するか否かの最終決定を下すという。
アウディは2008年、米国での現地生産を一度検討している。しかし、この時は米国を襲った金融危機の影響で、米国での工場開設を見合わせた。その後、米国経済は回復。アウディの親会社のフォルクスワーゲンが米国での現地生産を決めたことも、アウディの背中を押す理由となった。
2010年のアウディの米国新車販売台数は、前年比22.9%増の10万1629台と初の10万台超えを達成。SUVの『Q5』が牽引役を果たしており、現地生産が決まれば、その車種はSUV系となることが予想される。