小学生が授業の一環として、あるいは大人が仕事として行くものだった「工場見学」。最近はレジャーとしての人気が高まっている。
地図やガイドブックを多く出版する昭文社の経営戦略室、大川朝子さんは工場見学について「今やこどもだけでなく大人にも大人気です。身近な製品ができる様子を知ることができ、出来立ての製品をその場で試したり購入できたり、さらに費用もかかりません」という。工場夜景ツアーなどの企画もふえてきたそうだ。
「企業側もプロモーションの一環としてサービスを高めており、1人で参加できるところ、休日も見学できるところが急増しています」。子供をダシに、各種工場見学を申し込んでいた“本当は自分が行きたい”親にはうれしい傾向だ。
「工場見学は行ったら、行っただけのことはあります。そこでしかできない体験ができたり、限定グッズを入手できます」
昭文社が発刊したガイドブック(ムック)『工場見学 首都圏版』は、工場見学ができる施設の中から、「見学コースやおみやげが充実している」=行ったら楽しめる施設を選んだという。紹介工場ジャンルも、食品・飲料、乗り物、日用品から消しゴム工場などの町工場、研究所まで多岐にわたる。
昭文社ムック
『工場見学 首都圏版』
定価:880円
体裁:AB判、128ページ