チタン工業は、電気自動車(EV)の需要増加が見込まれることからチタン酸リチウムの製造設備を増設すると発表した。
同社は、昨年10月にチタン酸リチウムを生産する工場を新設した。。チタン酸リチウムは、電気自動車や高性能電力貯蔵用のリチウムイオン2次電池の部材として、将来の大きな成長が見込まれ、需要も毎年増加する見通し。需要増加に対応するため、今回、設備を増設して生産能力を増強する。
約26億円を投じて、山口県宇部市に製造設備を新設する。生産開始は今年12月からの予定。
今回の設備投資は、2010年度低炭素型雇用創出産業立地推進事業費補助金の交付が決定しており、設備投資額のうち、最大9億6000万円が国から補助金として交付される。