アイシン精機藤森社長「新興国事業の自律化など重点」

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アイシン精機は1月6日、本社体育館で新年始業式を実施し、藤森文雄社長が年頭の挨拶で、新興国の事業の自律化、アイシンならではの商品を世界に発信すること、スリムで強固な企業体質への転換する3つに重点的に取り組む姿勢を示した。

新興市場の台頭などで自動車業界が大きく変革している中「自らの意思と判断で行動し、自律的な成長を遂げられる企業をめざす」ことを今後の経営の基本スタンスにする方針だ。

その上で重点的な取り組みとして3つに注力する。新興国での事業の自律化では「顧客や市場を知り尽くすことに真っ先に取り組み、現地の市場や顧客ニーズを色濃く反映した製品・技術を開発・投入できるよう、地域軸・商品軸での事業の方向付けを推進」する。

アイシンならではの商品を世界に発信するため、「市場での低価格化傾向への対応に終始するのではなく、経営の根本的な考えである品質至上に立ち返り、アイシンの特長である商品や技術領域の広さといった総合力を最大限に活かしたシステム製品の開発に注力」する。

さらに、スリムで強固な企業体質への転換を進めるため、従来の「右肩上がりを前提とした業務・仕組み・制度を見直し、国内仕事量の先細りや、再度の経済危機に直面しても経営を維持できるよう、仕事の見直しや業務効率化を、全社一丸となって一層進める」ことを掲げる。

《レスポンス編集部》

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