運転中に意識不明、同乗者がサイドブレーキで止める

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24日午前8時20分ごろ、岐阜県富加町内の東海環状自動車道外回り線を走行中の普通トラックが対向車線側へ逸脱。対向車と接触した後、自車線側の側壁に衝突する事故が起きた。トラック運転の男性は意識不明。同乗者がサイドブレーキを引いて止めたという。

岐阜県警・高速隊によると、現場は富加町加治田付近で片側1車線の対面通行区間。トラックは蛇行しながら対向の内回り線側へ逸脱。内回り線を順走していた乗用車と接触した後に自車線側へ戻り、道路左側の側壁に接触して停止した。

トラックを運転していた60歳代の男性は意識不明の重体。助手席に同乗していた男性と、乗用車の運転者にケガはなかった。

助手席に同乗していた男性によると、トラックの運転者は運転中に突然意識を失い、車両はその直後から蛇行を始めた。対向車と接触後、同乗者はサイドブレーキを掛けて車両を停止させたという。

トラックは乗用車と接触してから約700m走行。約150m先にはトンネル入口があり、トンネル内で他車との衝突事故を起こした場合にはさらに大規模な被害が発生する恐れもあった。

警察では運転者が疾病原因で意識を失ったものとみている。

《石田真一》

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