損害保険ジャパンは27日、中国の現地法人、損保ジャパン中国(本社・大連市)が中国の都市商業銀行大手、上海銀行(本社・上海市)と損害保険代理業務委託契約を締結したと発表した。
中国の商業銀行と日系の損保会社が提携するのは初めて。中国では銀行を通じた保険販売が生・損保ともに浸透しており、取扱保険料も兼業代理店マーケットの約60%を占め、今後も大きな成長が期待できるという。このため損保ジャパン中国は、上海市に213ある上海銀行の店舗網を活用することで、収益およびリテール事業の拡大を目指すとしている。
今回契約した委託業務は、上海市における上海銀行の融資先企業に対する火災保険の販売。今後はさらに同行の企業および個人顧客向けの新たな商品開発や販売にも乗り出すとしている。