JX日鉱日石エネルギー(ENEOS)は、2010年11月の石油製品(ガソリン・灯油・軽油・A重油)の月間平均卸価格を発表した。
ガソリンの卸価格は前月と据え置きとした。店頭での小売価格も横ばいで推移している。
軽油の卸価格は1リットルあたり1.2円引き上げた。灯油は同1.1円の引き上げ、A重油が同1.6円の引き上げで、4油種平均では0.8円の引き上げとなった。
一方、12月のコストは1リットル当たり1.8円アップする見通しとなった。
11月の原油価格は、前月比で、中東のドバイが1バレル=3.4ドルアップ、南方のSLが2.4ドルアップし、同社原油CIFは1バレル=3.71ドル上がった。リットル換算では2.05円の上昇。
為替レートは、前月比46銭の円高で、原油価格に与える影響は1リットルあたりマイナス0.27円で、コスト合計は前月比1.8円アップとなる。
12月も卸価格が引き上げられる可能性が高い。