自動車の楽しさを伝えたい! クラシックカーフェスタ

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パレードへスタートする参加車。これはシボレー・ナショナルABツーリング
  • パレードへスタートする参加車。これはシボレー・ナショナルABツーリング
  • 日産車も参加。セドリックデラックスもパレードへ向かう
  • オリジナルを保っているマツダ・ルーチェAPワゴンGR-II
  • 当然トヨタ車も。初代のセリカ1600GT
  • フォード・フェアレーン
  • 非常に珍しいフランス車。ファセルベガ・ファセリアF2
  • スーパーカーも。ランボルギーニ・カウンタックLP400
  • ホンダ・グリフォン。ホンダS600ベースにカロッツェリアワタナベが作った非常に珍しいモデル

トヨタ自動車の文化施設であるトヨタ博物館が主催する「トヨタ博物館クラシックカーフェスタin神宮外苑」が27日、東京の明治神宮外苑(東京都新宿区)で開催された。同博物館では2007年より東京でクラシックカーイベントを開催しており、今回で4回目となる。

今年もメイン会場である明治神宮外苑 聖徳記念絵画館前に個人所有の日米欧のクラシックカーが約100台集合。黄金色に色付いた銀杏並木を抜け、銀座方面へのパレードが実施された。

同博物館では、会場周辺で神宮外苑いちょう祭りの開催期間中でもあることから、その多くの来場者が、クラシックカーに接することにより自動車文化の奥深さを感じ、自動車の持つ楽しさや魅力が体感できるイベントと位置付けているという。その言葉どおり、非常に多くの来場者が会場を訪れ、興味深く参加車両を眺め、写真を撮る光景があちらこちらで見られた。

参加車両に目を向けてみると、トヨタ博物館主催だからとトヨタ車ばかりが参加しているわけではなく、国内各メーカーのモデルも多数参加している。その多くは量産モデルがであるが、中にはほんのわずかしか作られなかった非常に珍しいモデルも見られた。

その一例として、ホンダ『グリフォン』があげられる。これは、ホンダS600をベースにカロッツェリアワタナベという日本のカロッツェリアがわずか数台作ったモデルで、現在ではほとんど見ることが出来ない。こういった希少モデルにまで目を配っていることからも、自動車文化の奥深さ、楽しさや魅力を出来るだけ多く体験してもらおうという博物館の姿勢を見ることが出来た。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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