クリスマスの観光名物にと始められた各地のイルミネーションも、場所によっては常設化されているものも珍しくなくなってきた。一方、高速道路の出口表示なども視認性を高めるべく、ライトアップされているのはご存知だろう。こうして明かりの需要が高まる中、環境にも人にも優しい光技術が求められている。
そんな中、ハイウェイテクノ2010で、エコで美しい明かりを見つけた。パイフォトニクスの『ホロライト』は6WのLED1灯を使ったキューブ型の照明装置。低消費電力であるだけでなく、直進性の高いライン光を作り出すことで、無駄な光の広がりを防いで効率の高い照明を実現できるのだ。
建物など景観照明のイルミネーションのほか、ミストやスモークと併用して空中演出照明にも利用されているらしい。道路用としては通常の照明としても使えるだけでなく、濃霧時に境界を表示する際などへの利用も可能だという。
指向性の強い明かりは500m先でも届くだけでなく、周囲の環境に対する影響が少ないのもメリット。今度、導入が進めばナイトシーンも雰囲気が変わりそうだ。
ハイウェイテクノフェア2010は主催:高速道路調査会、11〜12日に東京ビッグサイトで開催。