日野自動車が発表した2010年9月期中間決算は、営業利益が164億円と黒字転換した。前年同期は220億円の赤字で、380億円以上改善した。
海外売上げ台数が同58.4%増の3万8000台と大幅に伸びたほか、国内売上げ台数も同18.7%増の1万3000台と好調だった。トヨタ自動車からの受託生産も、アジアや中東、オセアニア向けの『ランドクルーザープラド』の生産が増加、前年同期の2.1倍の8万1000台となった。これらの結果、売上高は前年同期比54.3%増の6057億円と大幅増収となった。
損益では、売上げ増加の効果で経常利益は134億円となり、前年同期の257億円の赤字から大幅増益となった。
当期純利益は58億円の黒字だった。