伊藤忠、米国でシェールオイル開発 日系企業初

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米国におけるシェールガスおよびシェールオイルのプレイエリア
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伊藤忠商事は、米国のフィデリティー・エクスプロレイション・アンド・プロダクション・カンパニーが保有する米国ワイオミング州ナイオブララエリア約356平方キロメートルの石油ガス鉱区権益の25%を取得し、シェールオイル開発事業に参画すると発表した。

米国のシェールオイル事業に参画するのは日本企業では初めて。

フィデリティーは、シェールオイル・シェールガス開発に長年のノウハウを持っており、米国ノースダコタ州のバッケンエリアでシェールオイル事業の操業主体として成功している。

伊藤忠が権益を取得した鉱区では、2011年から掘削・生産開始の予定で、伊藤忠が拠出する総開発費用は約2億9000万米ドルの見込み。対象鉱区から生産される原油はAPI比重で32~39程度の中質油と推定している。

伊藤忠は現在アゼルバイジャン、英領北海、豪州、アルジェリア、ロシアでの石油ガス探鉱・開発・生産鉱区に参加しているほか、カタールとオマーンでLNGプロジェクトに参加している。新たにシェールオイル開発プロジェクトにも参入してエネルギー事業を強化する。

《レスポンス編集部》

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