日立建機、鉱山開発向けACダンプトラックの新製品を発売

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EH4000AC II
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日立建機は、大規模鉱山向けに220tクラスの『EH4000AC IIリジッドダンプトラック』を11月1日から発売する。

新型リジッドダンプトラックは、「EH3500AC II」に搭載した日立製作所製の最新式IGBTインバータを使用したAC駆動方式を、パワーアップして採用した。

AC駆動方式のダンプトラックは、エンジンで発電機を駆動し、その電気をインバータなどの制御機器で制御した後、交流モータを駆動し走行する(シリーズハイブリッド)。通常の機械駆動式ダンプトラックと比べてトランスミッションやデファレンシャルギヤなどの機械装置と潤滑油類が不要で、メンテナンスコストを低減できる。

新型車は、AC駆動方式を採用し、日立グループで共同開発した制御ソフトウェアで制御することで、走行モータに対するきめ細かな変速制御とトルク制御を実現、滑らかな変速性能と安定した減速性能により、稼働現場でのスピーディな運搬サイクルに寄与する。

フルサイズシートが2台取付け可能なワイドキャブ内には、超大型油圧ショベルと同様の大型ディスプレイをハンドル基部に配置し、走行速度、エンジン回転数、積載荷重といった運転情報やトラブル情報を表示する。強力な電気ブレーキシステムにより、通常はアクセルとリターダの2ペダルの操作で運転が可能で、運転操作の疲労軽減が図れる。

《レスポンス編集部》

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