GMは10日、新型プラグインハイブリッド車、シボレー『ボルト』の最終スペックを公表した。
ボルトは、家庭用電源からも充電できるプラグインハイブリッド車。基本はモーターのみで走行し、エンジンを発電専用としている点が、同じくエンジンとモーターを積むトヨタ『プリウス』との最大の違いとなる。
GMが今回公表したボルトの最終スペックによると、モーターは最大出力150psを発生。2次電池は、蓄電容量16kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載する。
フル充電時の最大航続距離は、交通状況や運転スタイルよって約40〜80km。バッテリー残量が少なくなると、発電用の1.4リットル直列4気筒エンジンが始動し、ジェネレーターを回してモーターに電力を供給するとともに、バッテリーを充電する。その結果、航続可能距離はさらに496km伸びる。
新型ボルトは、米国内の一部エリアで年内に発売。ベース価格は、4万1000ドル(約336万円)だ。GMは従来、ボルトの航続可能距離について、モーター単独で約64km、エンジン併用でプラス480kmと公表していた。最終スペックでは、走行条件によって航続可能距離に開きが出ることが明らかになった。