クラシックカーでのんびりとした時間を楽しむ マロニエ・オートストーリー

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最古のアルファロメオと同じ年式の、ベントレー・6.5Lがスタート
  • 最古のアルファロメオと同じ年式の、ベントレー・6.5Lがスタート
  • 今回の参加車で最古の1台、1929年のアルファロメオ・6C1750SS
  • フォード・A型クーペがスタート。このような大人しいモデルが出場しているのもこのイベントの特徴のひとつ
  • 2代目のブルーバード。ピニンファリーナによるデザイン
  • ワインディングロードを駆けるランチア・アッピアザガート
  • 家族サービスも兼ねて参加したアルファロメオ・ジュリア1300Ti
  • 非常にきれいな状態のマセラティ・ギブリ
  • ラリーの世界で大活躍したフォード・エスコートRSIIも参加

好天に恵まれた3日、昨年に引き続き『マロニエ・オートストーリー秋Meeting』が宇都宮市農林公園ろまんちっく村(栃木県宇都宮市)を基点に開催された。主催はマロニエ・オートストーリー・フォーラム。

1984年(昭和59年)までに生産開始された国内外の四輪車を中心に50台ほどの参加車が集まり、宇都宮市からさくら市、矢板市を巡る約100kmのルートを走行した。通常クラシックカーイベントでよくみられるタイム計測は行われず、単に決められたコースを走るのがこのイベントの特徴でもある。どうしても、タイム計測があると時間に追われがちになるが、このイベントではそういったことはなく、参加者もそののんびりとした時間を気楽に楽しんでいたようである。そのためか、ピニンファリーナがデザインした2代目の『ブルーバード』や、戦前のフォード『A型クーペ』など大人しいモデルの参加も多くみられた。

午前中の走行から会場に戻って来た参加車はロマンチック村の広場に展示された。そこではJAZZのライブや様々な出店などがあり、会場に来た全ての観客を楽しませようという工夫が見られ、その結果、非常に幅広い層の観客が多く集まり、主催者のいう「クルマ」を末永く楽しむことができる環境づくりと、自動車文化を通じ社会貢献をめざすという趣旨を感じることが出来たイベントであった。 

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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