欧州ホンダは30日、パリモーターショーで『ジャズハイブリッド』(日本名:『フィットハイブリッド』)を発表した。
フィットハイブリッドのパワートレインは、『インサイト』と共通。1.3リットル直列4気筒ガソリンエンジン「i-VTEC」に、モーターを組み合わせた「IMA」システムを搭載する。
注目の燃費は、欧州複合モードで22.73km/リットル。欧州におけるフィットのベストセラーグレード、「1.4ES」比で23%の向上を成し遂げた。日本仕様は10・15モード燃費でインサイトと同等の30km/リットルとなるとされている。
また、CO2排出量は104g/km。欧州向けフィットで、最もクリーンな1.2リットルガソリン仕様よりも、21g/kmも低い値だ。
さらに荷室空間については、バッテリー(2次電池)などを床下に収めることで、ガソリン仕様と変わらない300リットル(VDA計測法)の容量を確保。簡単にシートが折り畳める「マジックシート」も採用され、荷室容量は最大831リットルへ拡大する。
フィットハイブリッドは欧州では2011年初頭から販売がスタートする。