クラリオンは、2010年9月中間期の連結決算業績見通しを上方修正した。
売上高は860億円を予想していたが910億円となる見通し。エコカー補助金制度の効果で新車販売が好調でOEMの受注が予想以上で推移したほか、米国でも日産自動車の販売が増加し、受注が好調なため。
収益では、部品供給ひっ迫による機会損失や輸送費の増加などはあったものの、売上げの増加、経費削減などの効果で、営業利益は8億円から20億円、経常利益は3億円から13億円にそれぞれ上方修正した。
当期損益は、事業構造改革関連費用が当初見込みを下回ったことなどから10億円の赤字を見込んでいたが、8億円の黒字となる見通し。
通期業績見通しは、エコカー補助金終了後の新車需要、為替など不透明な要因があるため、前回予想を据え置いた。