ライコネンにカートでチャレンジ…速かった

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モール内の特設コースをカートで走るキミ・ライコネン
  • モール内の特設コースをカートで走るキミ・ライコネン
  • ライコネン
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  • 決勝レース進出の切符をかけて、100名による予選が行われた
  • 決勝レース進出の切符をかけて、100名による予選が行われた
  • 予選に参加した100 名のドライバー
  • 今回、史上はじめてブリヂストン製のホワイトタイヤをカートレースで使用
  • 千歳アウトレットモール・レラ

エナジードリンクブのレッドブルは7日、WRC第10戦ラリージャパンの開催を記念し、元F1ドライバーで今年からWRCに参戦しているキミ・ライコネンにカートレースで挑戦するイベント「Red Bull Raikkonen Challenge」(レッドブル・ライコネン・チャレンジ)を、北海道の千歳アウトレットモール・レラで開催した。

タイムトライアルで競われたイベントは、ライコネンが王者の風格を見せつけた格好。札幌市在住、30歳の会社員、阿部弘作選手がチャレンジャー最速、ライコネンに次ぐタイムを記録、イベントの勝者となった。

当日10時00分より配布された参加整理券100枚は即時無くなった。中には福岡県からの参加者もいた。100名は13時00分より店舗駐車場の特設コースでエンジンカートを使用したタイムトライアル形式の予選を行ない、上位3名と女性1位の計4名がライコネンとの対戦権を獲得した。

そして20時00分のモール閉館後、通路に特設したコースで、EV(電動)カートを使用した決勝戦が行なわれた。会場には平日の夜にもかかわらず2500人を超える人が来場した。EVカートにはブリヂストンがこのイベントのために開発した業界初のホワイトタイヤが装着され、屋内での走行を可能にした。

決勝は日本のラリー界の第一人者の新井敏弘選手(PWRC)、地元札幌出身の平中克幸選手(SUPER GT)ら4名のゲスト選手と、予選通過の4選手が1台ずつ走行してタイムを計測した。決勝コース全長は約286m。新井選手が28秒578のタイムを計測すると、一般参加の阿部弘作選手がそれを0.004秒縮め首位に。そして最後にキミ・ライコネンのタイム計測へと移った。

ライコネンのテストの1周目から、その速さに会場はどよめいた。2周目にその日の最速タイムとなる27秒167を計測した。27秒台はライコネンだけ。結果、ライコネンに次ぐタイムを計上した阿倍選手がレッドブル・ライコネン・チャレンジの勝者となった。

阿部選手は「イベントは120%楽しめた。優勝できたのはまぐれだ。皆さんありがとう」とコメント。ライコネンは「子供の頃からカートは何度も乗ってきているが、ショッピングモールの中で走るとは思わなかった。多くの人々に集まってもらい、声をかけてもらえることは嬉しい」とコメントした。

1位:キミ・ライコネン 27秒167
2位:阿部弘作 28秒574 今大会の勝者
3位:新井敏弘 28秒578
4位:猪股京介 28秒992
5位:高橋麻美 29秒031
6位:今村勇介 29秒713
7位:平中克行 29秒755
8位::三好秀昌 30秒726
9位:鈴木綾乃 38秒037

なおWRCラリージャパンは9日から12日に北海道・道央圏で行われている。

《高木啓》

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