日本ミシュランタイヤは、全国の18~64歳の一般ドライバー520名を対象に「タイヤから考える環境問題に関しての意識調査」を実施し結果をまとめた。それによると新基準「低燃費タイヤ」の認知度が全体の6割強と、ドライバー間に浸透しつつあることがわかった。
「低燃費タイヤ」という言葉と定義を知っているかについての設問では、全体の62.3%が知っていると回答、男性は76.5%と4分の3以上が認知、女性でも48.1%と半数近くが認知しているという結果となった。
「タイヤを選ぶ際に最も考慮する点」では、「販売価格」が52.7%と最も高く、「グリップ性能」13.1%、「耐久性」11.2%と続く。世代別では、18〜24歳の若者世代の20.2%が「環境性能」を重視すると回答、若者の環境意識の高さを浮き彫りにしている(全体の平均は7.1%)。
ラベリング制度の基準でもあり燃費と関係性の高い「転がり抵抗」という言葉の認知に関する設問では、知っていると答えたのは全体の35.2%にとどまった。男女別では男性が57.3%、女性が13.1%と、女性の関心の低さがうかがえる結果となった。
また、日本ミシュランは、環境省が2008年に創設した、企業が環境保全に関する取組みを環境大臣に対し約束する「エコ・ファースト制度」の認定企業となっているが、エコ・ファースト制度に対する認知は、全体のわずか15%にとどまった。