アルパインが発表した2010年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、営業利益が40億1400万円と黒字に転換した。前年同期は48億円の赤字だった。
売上高は前年同期比36.3%増の491億2800万円と大幅増収だった。国内市販市場に、ナビゲーションの新製品3モデルを投入したことや「車種別カーライフ・ソリューション」を提案し商品の訴求力を高め、売上拡大を図ったことが功を奏した。
経常利益は29億8800万円と黒字転換した。当期純利益は25億3200万円だった。
自動車メーカー向け販売が回復しているほか、国内向け市販向けの販売も当初想定よりも上回っているため、通期業績見通しを上方修正した。
売上高は1800億円を予想していたが1900億円となる見通し。営業利益は65億円から85億円、経常利益は60億円から70億円にそれぞれ上方修正した。当期純利益は45億円を予想していたが55億円となる見通し。