ひき逃げ容疑の少年、携帯電話の通信記録が追い詰める

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今年7月上旬に石川県金沢市内のコンビニエンスストア駐車場で発生した重傷ひき逃げ事件について、石川県警は4日、広島県内に逃走していた18歳の少年をひき逃げや無免許運転容疑で逮捕した。

石川県警・金沢中署によると、事故は2010年7月8日の午後7時20分ごろ発生している。金沢市神田1丁目(N36.33.26.6/E136.38.31.7)付近にあるコンビニエンスストアで、駐車場内を歩いていた35歳の男性に対し、場内に進行してきた軽乗用車が衝突した。

男性は両足を骨折する重傷。クルマはそのまま逃走したが、同市内にある書店の駐車場で放置されているのが発見されている。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。クルマを所有する同市内の女性から事情を聞いていたが、当日は同棲していた若い男がクルマを乗り回していたことが判明。女性と男は出会い系サイトで知り合ったが、事故後に行方不明となっていることもわかった。

通信記録などを調べたところ、男が所持している携帯電話機は広島県広島市内で使われていることが判明。捜査員を同市内に派遣して内偵を行っていたところ、4日になって男を発見。自動車運転過失傷害や道路交通法違反容疑で逮捕した。

逮捕されたのは18歳の少年。発見時は金沢の女性と同様、出会い系サイトで知り合った女性宅に転がり込んでいた。調べに対して少年は「無免許運転の発覚を恐れて逃げた」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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