帝国ピストンリングが発表した2010年4~6月期(第1四半期)の連結決算は、営業利益が17億2100万円と黒字化した。前年同期は9億8800万円の赤字だった。
売上高は前年同期比58.4%増の133億9700万円と大幅増収となった。自動車生産台数が国内外で回復し、グローバルな生産拠点で売上げが増加した。
収益では、売上げの増加や原価低減活動、固定費圧縮などの収益改善策の効果で経常利益は18億4200万円、当期純利益が8億0400万円と黒字となった。
想定以上の売上げと経費節減効果から中間期業績見通しは上方修正したが、通期業績見通しは円高やエコカー補助金終了など、先行き不透明感があるため、従来予想を据え置いた。