[JAF 災害想定訓練]ロードサービス特別支援隊のチームワークは抜群

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7月29日
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2回目の訓練は「車線を塞ぐように横向きで停車していた乗用車に対し、後続の原付バイクと別の乗用車が追突する」という、多重衝突を想定して実施された。運転者が取り残されているのは先頭のクルマだが、損壊がひどく、ドアが開かない状態となっている。

この訓練では最後部の車両が横転したという設定になっており、警察の要請を受けて出動したJAFロードサービス隊は横転車を確保しながら、警察の機動救助隊をサポートすることで始まった。

機動救助隊は工具を使い、切断したドアを強制的に排除。車内に取り残されていた運転者を救出すると、JAFはただちに車両撤去に入る。

「横転車を引き起こす」という点では1回目と同じだが、1回目の訓練では横転車が塞いでいたのは1車線だったのに対し、2回目は横向きで2車線を塞ぐ状態になっている。中央分離帯も「ある」という設定で、JAFの作業車は通過できないことから、反対側から進行していた機動救助隊の機材車も活用して作業が行われた。

ヒンジ部が事前の想定よりも頑丈で、ドアの撤去がリトライとなったために若干のロスタイムを生じさせたが、こちらも30分程度で終了している。

取材を通して感じたのは「全国各地から集められたロードサービス隊員をいきなりひとつのチームにまとめたしても、実作業には何の影響もない」ということだ。元々、他地域への派遣も視野に入れて人選がなされている特別支援隊のメンバーだが、日々の作業をしっかりと行うということが、災害発生時のイレギュラーな状況でも役に立っているということなのだろう。

《石田真一》

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