コンパニオンもロボットの時代に突入か?

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エコドール、土屋ナナ
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「マイクロマシン/MEMS展」(28~30日、東京ビッグサイト)は、世界最大規模のMEMS(微小電気機械)、超精密・微細加工、ナノテク、バイオに関する展示だ。そこで来場者の注目を集めたのが、「奈々」ちゃんと呼ばれる“コンパニオン”だ。

一見人間かと見間違うほどの人形はオリエント工業が製作し、精密研磨のケメット・ジャパンのブースに展示された。「金型の技術を応用してつくったわけですが、ボディはシリコンで人間の肌のように弾力を持たせてあります」と製作担当者。

同時開催のロボテクに展示されたほかのロボットのように動くことはできないが、指などの間接を手で自由に曲げることができるという。

「当社は歯科向けに本格的なロボットもつくっているので、お金をかければ、このロボットも動かしたり、話をさせたりすることは可能です。今回は展示会のコンパニオンの代わりになるのではないかと考え、展示して来場者の反応を見ることにしました。ごはんも食べないし、酸素も吸わないので、エコの時代にいいと思います」と説明する。

同社では1体60万円で販売しているが、今後は展示会向けにレンタルも行う予定だ。ちなみに奈々ちゃんは身長152cm、体重30kg、バスト84cm、ウエスト56cm、ヒップ83cm。これからコンパニオンもロボットの時代に突入するのだろうか。

《山田清志》

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