クボタ、中国に新工場を建設

自動車 ビジネス 企業動向

クボタは、中国に建設機械を製造する工場を新設する。小型建設機械市場で世界トップのメーカーとして中国に本格進出して存在感を打ち出す。

新会社は久保田建機(無錫)で、資本金が40億円、クボタが100%出資して今年12月に設立する。中国国内市場向けの建設機械の生産工場を建設、2012年1月から操業する。投資額は38億円。

クボタは、2003年に上海に販売会社の久保田建機上海を設立し、2009年からはレンタル工場で現地調達部品の部分組付けを行っている。経済発展によるインフラ整備が進み、建設機械の需要増が見込まれる中国に製造拠点を新設し、本格的に現地生産する。これによってコスト競争力の強化や為替変動リスクを回避する。また、将来の需要拡大に向けて供給力を増強する。アジア新興諸国への輸出拠点としても検討している。

2012年1月から量産を開始し、2018年には約1万4000台の生産を目指す。今後、ディーラー網の整備、拠点を拡充・強化し、中国市場の0~6tの小型建設機械シェアを2009年の13.3%から2018年には25%に引き上げる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集