タクシー暴走で7人負傷、運転者は車両不具合を主張

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8日午前1時30分ごろ、大阪府大阪市中央区内の市道でタクシーが暴走。ビル1階部分にある観光案内所に突っ込む事故が起きた。この事故でタクシーの乗客2人と通行人5人が打撲などの軽傷を負っている。

大阪府警・南署によると、タクシーは現場から約150m離れた場所で客を乗せたが、発進した直後から暴走。歩行者専用となっている橋を進行し、そのまま歩行者5人に衝突した後、ビルに突っ込んだ。

この事故で歩行者の男性2人と女性3人がタクシーと接触したり、避けようとした際に転倒して打撲などの軽傷。タクシーに乗っていた女性2人も打撲などの軽傷を負った。タクシーには運転していた73歳の男性を含めて6人が乗車しており、定員外乗車の状態だった。

現場は大阪市中央区道頓堀1丁目付近。警察では運転者から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いているが、調べに対して男性は「エンジンの回転が突然上がり、暴走した」などと供述。数日前からエンジンがおかしく、タクシー会社の整備担当に訴えていたという。

警察ではタクシー会社の関係者からも事情を聞くとともに、定員外乗車による制御困難の可能性も含め、事故発生の原因について調べを進めている。

《石田真一》

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