日産の米国新車販売、ティーダとSUV系が人気…6月実績

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ヴァーサ(日本名:ティーダ)
  • ヴァーサ(日本名:ティーダ)
  • アルマーダ
  • フロンティア
  • マキシマ
  • ローグ
  • M(日本名:日産フーガ)
  • セントラ
  • G(日本名:日産スカイラインセダン)

北米日産は1日、6月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は6万4570台で、前年同月比は10.8%増。9か月連続で前年実績を上回った。

日産ブランドの乗用車系では、『ヴァーサ』(日本名:『ティーダ』/『ティーダラティオ』)が、前年同月比23.6%増の6762台を販売し、8か月連続で前年実績をクリア。『セントラ』は6.1%増の6187台と、9か月連続のプラス。『マキシマ』も1.6%増の4631台と、10か月連続で増加した。しかし、09年10月にマイナーチェンジを受けた主力車種の『アルティマ』が、2.6%減の1万5920台と、8か月ぶりに前年実績を割り込んだ。

09年5月、米国デビューを飾った『キューブ』も、前年同月比11.3%減の1896台と失速。スポーツカーでは、09年1月に新型に移行した『370Z』(日本名:『フェアレディZ』)が、3.5%減の892台と、6か月連続で減少。『GT‐R』も44%減の84台と、11か月連続のマイナスとなった。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、小型ピックアップトラックの『フロンティア』が、前年同月比43.4%増の2920台と、10か月連続で増加。大型ピックアップトラックの『タイタン』は24.3%増の1604台、大型SUVの『アルマーダ』も116%増の1350台と、9か月連続で前年実績をクリアした。小型SUVの『ローグ』は6959台を販売し、前年同月比は17.3%増と5か月連続のプラスとなった。

インフィニティブランドでは、今年3月に新型をリリースした『M』(日本名:日産『フーガ』)が、前年同月比75.4%増の1196台と好調。09年12月にマイナーチェンジ車を発売した『Gセダン』(日本名:日産『スカイライン』)も33.1%増の3613台と、6か月連続で増加した。『Gクーペ』(日本名:日産『スカイラインクーペ』)も、10.8%増の1493台と10か月連続のプラス。モデル末期の大型SUV『QX56』は、19.6%増の658台をセールスし、10か月連続で前年実績をクリアしている。

6月販売の内訳は、日産ブランドが前年同月比8.2%増の5万6266台、インフィニティブランドが31.7%増の8304台。北米日産のアル・キャスティグネッティ副社長は、「ヴァーサの販売がとくに好調。価格や燃費の良さが顧客に支持された」と、コメントしている。

《森脇稔》

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