当て逃げした男、追いついた被害者をさらにひきずる

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6月28日午後1時50分ごろ、埼玉県上里町内の国道17号で追突してきたクルマの逃走を阻止しようとした47歳の男性が、このクルマに約70mに渡ってひきずられて重傷を負う事件が起きた。警察は後に29歳の男を傷害容疑で逮捕している。

埼玉県警・本庄署によると、被害者の男性は上里町神保原町(N36.15.12.5/E139.9.35.6)付近の国道17号でワゴン車を運転。信号待ちをしていたところ、後ろから進行してきた乗車に追突された。

乗用車はそのまま逃走したことから男性は追走。約1km先の上里町金久保(N36.15.34.4/E139.8.18.9)付近で追いつき、運転していた男に声を掛けたところ、クルマは急発進。男性は約70mに渡ってひきずられ、振り落とされて転倒した際に顔面骨折などの重傷を負った。

クルマはそのまま走り去ったが、通報を受けた同署員が周辺捜索を行い、近くの駐車場で容疑車両とみられる不審車を発見。近くに潜んでいた外国人の男を発見。職務質問を行ったところ、容疑を大筋で認めたことから29日に傷害容疑で逮捕している。

逮捕されたのはブラジル国籍を持ち、行田市内に在住する29歳の男。発見当時には酒気帯び相当量のアルコールが呼気から検出されており、無免許ということも判明した。調べに対しては「怒鳴られて怖くなった」、「無免許の発覚を恐れて逃げてしまった」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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