帝人、オランダでアラミド繊維をフル生産---自動車向け好調、防弾も

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帝人は、アラミド繊維事業を展開するオランダのテイジン・アラミドが、エメン工場でのパラ系アラミド繊維「トワロン」の全ての製糸ラインを2010年10〜12月期に再開すると発表した。

トワロンは、軽量で、強度、耐熱性、耐薬品性、耐衝撃性を備え、タイヤコードやゴム補強材、ブレーキパッドなどの自動車用途や光ファイバーケーブルの補強材などに幅広く使用されている。テイジン・アラミドは、世界的な経済危機の影響から受注が低迷、在庫が積み上がったことから一部の生産ラインを休止して減産していた。

しかし、2009年後半から自動車用途を中心に急速に受注が回復し、加えて防弾用途や、光ファイバーケーブルの補強材としての需要も増加している。今後も受注は好調に推移する見通しなため、2年ぶりに全ての生産ラインを稼働させる。

《レスポンス編集部》

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