ゼネラルモーターズ(GM)は11日、自動車・輸送部門で革新的テクノロジーの発掘と開発を手がけるための子会社を設立すると発表した。
ベンチャー子会社は社名を「有限責任会社ゼネラルモーターズ・ベンチャーズ」とし、GMのジョン・J・ロークナー副社長が社長を兼任する。
カリフォルニアのベンチャー企業や中国の電池会社が環境対応車として注目される電気自動車(EV)に参入するなど、EVや燃料電池車などの新技術は、しがらみを持たないベンチャー企業が有利との見方がある。GMは大企業病から環境に関する先進技術で、トヨタ自動車やホンダに出遅れ、経営破たんを招いたとの反省を踏まえ、ベンチャー精神で新技術を開拓していく。
GMベンチャーズは初期投資として1億米ドルを投じて、自動車関連技術、ビジネスモデルへの多数の投資を検討する。