5月24日、有人芝刈り機の地上速度世界記録が樹立された。ギネス世界記録は87.833マイル/h、約140km/hだ。プロジェクト名でもあるこの芝刈り機、「ランニングブレード」は、芝刈り機として機能するのだ。
ギネス世界記録での芝刈り機の規定(定義)は、芝刈り機メーカーとして認められるメーカーによって、おもに芝刈り機の部品を使って製作された、“いわゆる”芝刈り機とされる。記録樹立と同じ日に芝を刈らねばならないが、芝を刈るのは記録走行中でなくて良い。
ランニングブレードを作製したのは、カウンタックスというイギリスの芝刈り機の大手メーカーだ。エンジンはカワサキ製V型2気筒で、芝刈り機用として複数のメーカーに供給されている。そしてランニングブレードは、記録挑戦の前に、ちゃんと芝を刈っている。
速度の計測は、1マイル(約1.6km)の距離を1時間以内に1往復し、その平均を記録とする。陸上速度記録で長年用いられているレギュレーションだ。
世界記録達成