日産の米国新車販売、セダン系が人気…5月実績

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北米日産は2日、5月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は8万3764台で、前年同月比は24.1%増。8か月連続で前年実績を上回った。

日産ブランドの乗用車系では、09年10月にマイナーチェンジを受けた『アルティマ』が2万1950台を販売。前年同月比は19.2%増と、7か月連続で増加した。『セントラ』は59.6%増の8968台と、8か月連続のプラス。『マキシマ』も4.4%増の6349台と、9か月連続で増加した。『ヴァーサ』(日本名:『ティーダ』/『ティーダラティオ』)は95.6%増の9842台を販売し、7か月連続で前年実績を上回った。

09年5月、米国デビューを飾った『キューブ』は、前年同月比31.5%増の2295台と人気。一方、スポーツカーでは、09年1月に新型に移行した『370Z』(日本名:『フェアレディZ』)が、前年同月比4.8%減の1217台と、5か月連続で減少。『GT‐R』も39%減の89台と、10か月連続のマイナスだ。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、小型ピックアップトラックの『フロンティア』が、前年同月比20.2%増の3739台と、9か月連続で増加。大型ピックアップトラックの『タイタン』は27.1%増の2063台、大型SUVの『アルマーダ』も89.4%増の1485台と、8か月連続で前年実績をクリアした。小型SUVの『ローグ』は8789台を販売し、前年同月比は6.1%増と4か月連続のプラスとなった。

インフィニティブランドでは、今年3月に新型をリリースした『M』(日本名:日産『フーガ』)が、前年同月比61.9%増の1065台と好調。09年12月にマイナーチェンジ車を発売した『Gセダン』(日本名:日産『スカイライン』)も16.9%増の3372台と、5か月連続で増加した。『Gクーペ』(日本名:日産『スカイラインクーペ』)も、43.4%増の1405台と9か月連続のプラス。モデル末期の大型SUV『QX56』は、19.8%増の702台をセールスし、9か月連続で前年実績をクリアしている。

5月販売の内訳は、日産ブランドが前年同月比24.1%増の7万5673台、インフィニティブランドが24.6%増の8091台と、両ブランドともにほぼ同じ増加率。北米日産のアル・キャスティグネッティ副社長は、「アルティマ、ヴァーサ、セントラ、ローグが牽引。パフォーマンスやスタイリングが顧客に評価された」と、販売好調の要因を分析している。

《森脇稔》

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