23日未明、三重県川越町内の国道で、信号待ちをしていた軽乗用車に乗用車が追突、3台が関係する多重衝突に発展した。追突車は逃走したが、容疑者は後に車を路上に止め酔い潰れているところを逮捕された。
三重県警・四日市北署によると、事故が起きたのは23日の午前1時35分ごろ。川越町豊田一色(N35.1.17.8/E136.40.28.0)付近の国道1号で、信号待ちをしていた軽乗用車に対し、後ろから進行してきた乗用車が追突。前に止まっていた別の軽乗用車も巻き込み、3台が関係する多重衝突に発展した。
この事故で22歳と24歳の女性が打撲などの軽傷を負ったが、クルマはそのまま逃走したため、警察は軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。
同日午前2時ごろ、四日市市富田2丁目付近の国道1号を走行していた運転者から「前部が潰れたクルマが車線を塞ぐように止まっている。事故ではないのか?」という通報が寄せられた。これを受けた同署員が現場に急行し、車両を確認。運転していた男に職務質問を行ったところ、ひき逃げ容疑を認めたことから、自動車運転過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)容疑で逮捕している。
男は酒に酔った状態。発見時は運転席で酔い潰れていた。調べに対して男は「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」などと供述しているようだ。