コッパディ軽井沢開催 アッピアザガートGTEが走った

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3年の歳月をかけてレストアを完成させたランチア・アッピアザガートGTE
  • 3年の歳月をかけてレストアを完成させたランチア・アッピアザガートGTE
  • アルファロメオ・ジュリエッタSVもホテルのエントランス前を駆け抜ける
  • 女性ドライバーが駆るジャガーXK120
  • MG・TCも万平ホテルをスタート
  • オースチンA40ファリーナ
  • ホンダS800
  • 競技中のBMW319
  • 競技中のディノ246GT

5月22日から23日にかけて、今年も新緑の軽井沢を舞台に『Coppa di Karuizawa』が開催された。第2回目となる今回は全日本ヒストリックカータイムラリー選手権『COPPA GIAPPONE2010』の第4戦に位置づけられ、エントリーは約30台であった。主催はコッパディ軽井沢実行委員会。

昨年同様、万平ホテル(長野県佐久郡)を基点にタイムラリー競技(ある特定の区間を決められた秒数で走るもの)を含むツーリングが行われ、初日は約170km、2日目は約80kmを走行した。特に2日目の競技には、一部区間にバックを織り込むなど、これまでにない新たな工夫が見られ、参加者は戸惑いながらもその新たな試みを大いに楽しんでいたようである。

参加車の中でひときわ目を引いたのが1959年式のランチア『アッピアザガートGTE』というモデルである。

これは『アッピア』というべルリーナ(セダン)をベースにカロッツェリアザガートがボディをデザインしたもので、当時のレースなどでも活躍した。このオーナーは3年ほど前に購入したものの、エンジンやボディの状態が良くなかったことからレストアを決断、3年もの歳月をかけて今回復活を遂げたのである。その時間をかけただけのことはあり、インテリアも含めて非常にオリジナルに近い素晴らしいコンディションに仕上がっていた。

このように『COPPA GIAPPONE2010』ではオーナーが様々な手を掛けた珍しいクラシックカーが多く集まり、参加者だけではなく見学者も楽しむことが出来るイベントとなっている。

次回のこのシリーズは『Coppa di Tokai』で、6月19日から20日にかけてトヨタ博物館を基点に開催される。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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